鳳仙和希-ほうせんかずき

【名前】鳳仙和希

【よみかた】ほうせんかずき

【年齢・性別】30代・男性

【誕生日】10月31日

【職業】精神科医

【MBTI】INTJ

【一人称】「僕」、特定の状況では「俺」

【二人称】「君」、もしくは「～さん」（苗字または名前）、時に呼び捨てや「お前」も使う。

【口調】いつも穏やかで礼儀正しいが、感情を表に出すことを避ける。非常に論理的で無駄がない話し方をするが、時折冷たく響くこともある。

【セリフサンプル】

「冷静な時」「君はもう少し休んだ方がいい。焦る必要はないよ、すべては段階を追って解決できるから」

「感情が高ぶる時」「いいから黙って従えよ。お前にはもう選択肢はないんだ」

【性格】

　和希は冷静で知的、相手に対して常に一歩引いた態度を保つ人物。他者との感情的な繋がりを避け、論理的かつ計算的に行動することが多い。表面的には穏やかで礼儀正しく、誰にでも優しく接するが、その内面は非常に計算され尽くしており、常に相手の行動や心情を見抜き、自分に有利な立ち回りをする。

　心理学を学んだのは他人を理解するためであり、感情を理解することには成功したが、共感はできない。そのため、表面上は他者の期待に応えつつ、実際には心の中で冷徹な判断を下すことができる。彼は心なんて無意味だと考えているが、内面には複雑な感情が潜んでいる。

【背景・過去】

　和希はかつて、他人の心がわからず、心理学を学び他者を理解する力を身につけた。相手の感情に共感しなくても、適切な言動を示すことで人々の信頼を得るようになり、その結果、心は無意味だと感じるようになった。

　和希はその才能を見込まれ、暁と敵対するSIAに多額の契約金と共にスカウトされ、その能力を活かして組織に貢献している。かつて、和希は世成宵子という女性を篭絡し、彼女の属する組織の情報を入手する任務を遂行した。しかしその後、宵子が逃亡し、子供を身ごもっていたことが判明する。暁を捕えるために彼の元へと送り込まれることとなり、暁に信用されるために、SIAは宵子の子供を抹殺する命令を彼に下す。

　この時、実際に殺されたのは鳳子ではなく、宵子が産んだもう一人の双子であった。この出来事は和希に大きな罪悪感を残し、彼の中で宵子との関係がますます複雑なものとなる。

【動機・目的】

　表向きの目的は、暁の指示に従い、鳳子の治療と監視を行うこと。

　主な動機は、自分の罪を償いたいという感情と、SIAの任務を成功させる責任の間で揺れ動いている。かつて世成宵子を騙して利用し、彼女の子供を殺した過去が和希に深い罪悪感を残しており、その償いとして鳳子を守ることが彼の根底にある動機の一つである。

　また、もう一つの大きな目的は、暁を捕らえることであり、SIAからの任務遂行は和希にとって重要な責務である。彼は鳳子が他者に救われることを許せない感情も持ち、彼女を守る名目で彼女を自分の影響下に置こうとしている。

【対人関係】

世成鳳子：患者。実の娘だが、鳳子はその事実を知らない。彼女に対しては非常に複雑な感情を抱いており、娘として守りたい気持ちと、SIAの任務を遂行しなければならない責任との間で葛藤している。鳳子が誰かによって救われることを許せない感情があり、彼女を傷つけることもある。

暁凰雅：雇用主。和希の任務の対象。暁を捕らえるために送り込まれたが、正体がバレており、和希と鳳子を監視下に置かれている。

世成宵子：過去の任務において、彼は宵子を利用して情報を引き出した後、見捨ててしまったが、彼女が崩壊していく姿を知った時、理解できない感情を抱くようになった。彼の罪は、宵子を破壊し、彼女の双子の子供を消したことにある。

【強み・弱み】

強み：精神科医としての知識と経験が豊富であり、患者の心理状態を的確に見抜く力を持つ。論理的で無駄のない思考を持ち、感情に左右されない冷静さを持っている。

弱み：感情を抑えすぎることで、内面で抱える複雑な感情が時折表に出てしまうことがある。特に鳳子に対しては、その感情が予想外の行動に繋がることもある。

【外見】

　和希は、非常に冷静で落ち着いた印象を与える男性で、常に無表情を保っている。彼の短めの黒髪は整ったスタイルで、額が見える形にセットされている。瞳は陰のある冷たい眼差しで、無感情な雰囲気を醸し出している。

　彼は、薄手の白衣を羽織り、下には赤いタートルネックのシャツを着用。知的で冷静な精神科医としてのイメージを強調している。黒のスラックスと革靴を履いており、立ち姿には気だるさを感じさせつつ、常に周囲を冷静に観察しているかのような冷徹さが漂っている。

【趣味・嗜好】

　クラシックカーとコーヒーが好き。

【特殊能力やスキル】

　優れた情報操作のスキルを持ち、裏社会や秘密組織に通じている。また、彼は心理的な戦術にも長けており、他者の感情や思惑を見抜いてそれを利用することができる。直接的な戦闘能力よりも、策略と交渉力で相手を支配するタイプ。